STORIES Vol.7 後編
Choose life by myself
心が動くことだけを選択する

浅野美奈弥(モデル・料理家)
STORIES Vol.7 後編
Choose life by myself
心が動くことだけを選択する 浅野美奈弥(モデル・料理家)
MINAMI ASANO
Model, Culinary researcher

一つ一つの行動が心ときちんと繋がっている

「走っている時って、前向きな気持ちになるんです」と浅野さんは軽やかに話す。その一言を聞いて彼女の在り方や言動、すべてに合点がいく。

「週2、3回は走るようにしています。走っている時は音楽を聴いたり、それでも飽きてくると『妄走』という実況してくれるアプリを使って。このアプリ面白くて、ペースが落ちてくると、おーっと疲れてきたか?とか言ってくれる。そうやってツールを使ったり、走る場所を変えたりして。考え事をしたい時は、何も聞かずに無で走ります。走っている時は気分が前向きになるので、ポジティブな考えしか出てこない。友達と打ち合わせランをしたりすることもあります。走りながらミーティングすると互いに良いマインドになって、前向きな答えやアイディアが出せる。ランニングは、身体のケアだけでなく、メンタルケアにも繋がっていると思っています。」

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走った後は、疲労を残さないよう充分なストレッチと、なるべく早くタンパク質を摂ることを欠かさない。外側のケアはもちろんのこと、内面=食のケアをすることも、健康な身体作りや綺麗なスタイルを保つことと、直接的に繋がっていると実感できるから。2019年からは、友人の三原勇希さんと共にランニングコミュニティ『GO GIRL』を発足。浅野さんが走ることで変われた体験や、走ることの楽しさを伝えている。

「現在メンバーは60人弱。1人だと始められなかったことや、できないことも、みんなでやるとできるようになる。〇〇ちゃんも走っているから私も走らなきゃとか、次の練習までに1人でも走ろうとか、練習会がなくても近所のメンバーで集まって走ったりと、みんなが刺激し合っている。大人になってから同じ趣味や目標を持った友達ができるって嬉しいですよね。外面的な部分でも、最初は地味なタイプの子が、どんどん可愛くなっていったり、走る靴じゃなかったり、荷物をたくさん持ってきていた子も、タイツ一枚で、スタイリッシュに変わったり。走ることでスタイルが変わって、自信がついていく。そういうみんなの成長過程見れるのも嬉しいですね」

走った後は、みんなでリカバリーのためのお弁当を食べる。ランニングのほかヨガのインストラクターを招いて、ヨガと食のイベントをしたり精力的に活動している。ゆっくりしたいという欲がない、常に動いていたいという浅野さん。常にやりたいことがあって、ストレスのかからない範囲でやっていく。何年先もそういう自分でいたいと話す。コロナ禍で時間ができ考えることが増えたという浅野さん。食にまつわる仕事だからこそ直面する環境問題に新しく取り組んでいる。

「食の仕事をしているので、フードロスの問題は気になるようになりました。仕込みした後に出る大量の生ゴミ。全部捨てていたけど、捨てずに済む方法ないかと探り、残っている部分、まだ食べられる部分を工夫してお弁当を作ってみたらすごく美味しくて。それをみんなに勧めたくて、SNSで発信したら、買いたいですとか、作ってみましたとか反響が多かった。環境問題はもともと大きな問題だったけれど、自分1人がアクションしても変わらないとどこかで思っていた。お弁当を作って、発信したら賛同してくれたり声が届くことを実感できたので、どんどん発信したり、身近な人と話したり、アクションを起こしていかないと、という思いが強くなりました」

This is because I’m able to feel that taking care of my inner self—maintaining a proper diet—is directly linked to sustaining a healthy body and great figure.
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農家を訪ね、傷ついていたり曲がっていたりして出荷ができない野菜を使って料理をしたり、家庭で出るサランラップのゴミを減らそうと、蜜蝋ラップを作り店頭で販売するなど、自分にできることをできる範囲で、真摯に取り組んでいる。食、ランニング、環境問題。これら彼女の行動はすべて、自分が楽しいということを前提に選択し実行している。楽しみ、好きなことを続けているから、いつも刺激がそばにある。やりたいことが湧き出る。浅野さんは、とにかく純粋で、嫌味のない前向きさと勢いがある。一歩踏み出せずに躊躇してしまうことがあった時は、美菜屋のお弁当を食べて勇気と元気を分けてもらおう。

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PROFILE

浅野美奈弥/あさのみなみ 1991年生まれ、北海道出身。学生時代からモデル活動を始め、DJなど幅広く活動。体調を崩したことをきっかけに、スポーツと食で健康的な生活を見直すことを決意し、料理家を目指す。モデルを続けるかたわら、2019年、ケータリング「美菜屋」を開業。

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